「上海ルネッサンス」は1920年代の上海租界時代の社交場をコンセプトにした中華料理店である。水が落ちる音を聞きながらアプローチの蓮池の橋を渡りアンティークの回転ドアを潜り抜けると天井高5.5mのエントランスホールとなる。メインホールの1階、中2階ではジャズのステージを囲み、ステージがない時間はカーテンを上げ、オープンキッチンを見せ、遅い時間はAVスクリーンを下ろし無声映画を流すようにした。素材については時が経つほど味わいが深くなる無垢の石や木、鉄、漆喰を使いながらアンティークとモダンを共存させ、緊張感と温かみがある居心地の良い空間を目指した。また4階にはBar LOTUS CAFEを配した。