食文化スタジオ|株式会社agアーキテクツ|福岡 設計事務所・建築家

食文化スタジオ

福岡市中央区浄水通りの閑静な住宅街に建つ、西部ガスによる食文化の情報発信地である。1階にはアイランド型キッチンを備えた料理教室が、2階にはフレンチレストランの老舗「フランス料理KOJIMA」、3階には本格的な調理機器を備えたスタジオを配している。正面のテラコッタルーバーは視線制御と太陽光の熱負荷低減の効果を持たせ、ルーバーに面するサッシは各階ともLow-Eガラスによるフルハイトサッシを採用し、解放感をもたらす。シンプルな形態とアースカラーの自然素材、四季を通じて楽しめる植栽計画により、まちなみとの一体感を高め、地域に親しまれるランドマークとなることを目指した。

用途:商業ビル / 構造:RC造 / 階数:地上3階 / 敷地面積:531㎡
延床面積:922㎡ / 所在地:福岡市中央区 / 竣工:2010年

食文化スタジオ:外装材は杉板を転写したコンクリート打放し、外壁無柚タイル、テラコッタ等、自然素材とステンレスを対比して構成している。
食文化スタジオ:フランス料理「KOJIMA」エントランスを見る。
食文化スタジオ:南側夕景を見る。
食文化スタジオアプローチからエントランスを見る。外壁は杉板本実型枠コンクリート。
食文化スタジオ:アプローチを見る。株立ちのアオダモ、アオハダが木肌を見せ、ステンレスルーバーのガラスキャノピーが来訪者を迎える。 外壁は杉板を転写したコンクリート打放しとした。
食文化スタジオ:アプローチ、エレベーターホールを見る。
食文化スタジオ:エレベーターホール、メインスタジオを見る。
食文化スタジオ:スタジオ内の壁天井はステンレスで仕上げ、フルハイトのステンレスサッシの1400mm外部側にテラコッタのルーバーが設置されている。
食文化スタジオ:フランス料理「KOJIMA」厨房を見る。
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